幸せの四つ葉のクローバー

占いで幸せになるためにできること

占いは統計学なの?統計学的な考えが背景にある経験的なもの

よく占いは統計である、占いは統計学であるということが言われます。しかし、占いは統計や統計学というのは難しいです。統計とは、集団の構成要素について調査などを行い数値的なデータを取得して、集団の特徴を明らかにすることを意味します。統計学は統計に関する学問で、どうやって集団を調査するか、数値的なデータをどうやって処理するかという方法論などについての学問で、統計は科学の一分野です(形式科学)。

もし、占いが統計学であるとするならば、統計学は形式科学として科学の一分野でもあるため、占いは科学の一種ということになります。しかし、占いが科学であるということは現在認められていません。占いは科学ではなく、統計学でもないのです。言えたとしても、統計学みたいなもの、なのです。占いは、過去の様々なデータを集めて占い方法として体系化したものであると考えられますが、統計や統計学だということは難しく、統計学的な考え方を背景に読み取ることができる、経験的な積み重ねであると考えられます。

人の運勢を統計学として処理することは難しい

現状では人の運勢を統計学の考え方で処理することは次の理由から難しいと考えられます。

膨大なデータが必要になるから

人の運勢は膨大な数があると考えられるため膨大な数を統計学として処理するためには膨大な数の調査対象(人生)が必要となります。国のレベルで膨大な予算を掛けて研究を行わないと統計学として処理するための正確なデータを収集することが困難です。国家レベルで占いの研究が行われ、データが相当な長期間にわたって集められていなければいけませんが、日本ではそのような歴史的な形跡はありません。

なお、血液型のように主なものが4つしかないような場合など数が少ない場合はサンプルが少なくて済むようにも思えますが、後述するように性格をどのように数値化するのかということに問題が生じます。

人生の数値化が難しいこと

統計学として処理するためには運勢に影響を与える要因と結果として現れる運勢を数値化しなければいけません。例えば生年月日は数値化が容易ですが、人生の結果を数値化することは難しいと言えます。統計学として処理するためには客観的に数値化しなければいけませんが、例えば何が幸せかということであったとしても解釈によって主観的、恣意的になってしまいます。何が幸せなのか、どうなっていると幸せなのか、いつ幸せならいいのか、といったことは受け止め方で変わってきます。

血液型と性格を結びつけるような場合でも、性格をどのように数値化するかということは難しいですし、当てはまらない例外だらけになれば統計・統計学としての説得性はなくなります。

そのため、主観的な分析はできても、統計学による客観的な分析は難しいのです。

人生は長いため長期間の調査が必要になる

人の人生は長いため人の運勢を統計学として処理するためには長期間の観察や調査が必要となります。恣意的に特定の一部分だけ切り取った場合は統計とは言い難いものとなってしまうためです。

統計学として処理するためには観察や調査がしづらい対象も漏らさず調べなければいけません。いつの間にか行方不明になった人、調査に協力的でない人は調査しない、占いに興味がない人を調査しないという訳にはいかないのです。

しかし、実際には占った後の人生の結果を追い続けるのが難しく、当たった場合はどうなったか占い師が知ることがあっても、当たらなかった場合は占い師に何も告げない可能性があるため、やはり正確なデータが集められないのです。

そのため、強制力を伴うような調査能力がある主体が調査をしないと統計学として厳密な処理をするのは難しくなります。

因果関係を明確にするためには多数の説明変数が必要になる

統計学としては単にデータ上の相関関係があるというだけでは不十分で因果関係があることまで明らかにする必要があります。たまたま、データ上傾向があるように見えるというだけでは統計学として不十分だからです。

そのため統計学上は誕生日といったような説明変数から運勢という被説明変数を単純な1対1の関係で結びつけるだけでは不十分で、他の様々な要素を説明変数として入れても因果関係があるのかということが説明できなければ統計学ではなくなってしまいます。

しかし、人生の運勢を明らかにするために人生に絡むたくさんの要素を全て客観的にもれなく数値化して統計学の処理を行うということは難しいと考えられます。

占いは統計や統計学ではなく経験的な積み重ね

占いは統計学であるということは難しく、統計学的な考え方が背景に読み取ることができる、統計風であるといったくらいの考え方が妥当です。つまり、経験的にこういう場合にはこういうことが起こることが多いといったような漠然とした因果関係を経験的に結びつけたものが占いであるということになります。

つまり占いは統計学ではなく、統計学的な考え方を背景に読み取ることができる、経験の積み重ねであるということになります。占いは統計や統計学ではありませんが、根拠がないという訳でもなく、先人の考えや経験的な積み重ねが体系化されて伝わったものと考えることができます。

占いは、先人の経験の積み重ねや知恵、考えなどから占いに使うものと運勢を結び付けるため、統計ほどの強い根拠はありませんが、先人の知恵が積み重ねられている場合があると考えることもでき、全く根拠がないとも言い切れないのです。

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まとめ

  • 占いは統計や統計学だと言われることがありますが、統計や統計学の厳密さがあるということは難しいです。
  • しかし、占いには全く根拠がないとも言い切れず、先人の考えや経験の積み重ねが体系化されたもの、経験則だと考えることができる場合はあります。

記事作成日:2019年5月18日