占いと宗教の関係
占いと宗教は同じではありませんが、重なる部分もあると考えられます。占いの方法には、命術、卜術、相術がありますが、世の中の関係がありそうな現象と現象を経験的に結び付けて、人間が良く分かっていないことを知ろうとしたものに過ぎず、基本的には宗教ではありません。一方、占いに含まれることがある霊術は常識や科学では分からない超常的・神秘的な能力を使って占うため、宗教的な部分があると考えられます。当サイトでは占いは命術、卜術、相術として紹介していますが、霊術を占いに含む考え方を採用する場合は、占いと宗教は一部重なる、ということになります。
占いとは
占いとは、何らかの予兆を基にして良く分かっていないことや将来などのことを知ろうとする行為のことを意味します。占いにおける予兆と結果は、通常は様々な物事を観察し、関係がありそうなことを経験的に結びつけます。統計学的な考え方が背景にあって、よくありがちな物事の関係、傾向を観察して経験的に結びつけたものであると考えられます。
宗教とは
宗教については様々な定義がありますが、ここでは宗教は現在に至るまでの一般的な常識や自然科学の知識では明らかにできないような超常的・神秘的な力に信じること、超常的・神秘的なものに関する儀式を行うこと、制度があることをなどであると考えます。つまり、超常的・神秘的なものを扱うものが宗教ということになります。
占いと宗教の関係
占いと宗教はイコールではありません。宗教が占いを否定的に捉えていた事例もあります。しかし、占いの中には宗教と同じように超常的・神秘的なものを扱っている場合があります。
占いの方法と超常的・神秘的なものとの関係
占いの命術、卜術、相術は基本的には宗教とは無関係ですが、運勢や宿命を超常的・神秘的なものとして扱った場合は宗教の考え方に通じる部分があると考えられます。霊術は超常的・神秘的な物を使って占うため、宗教の考え方と重なる部分があります。
命術・卜術・相術
占いには、生年月日など生まれてから変わることがないものを使って占う命術、占う時の偶然の現象を使って占う卜術、占う対象の状態（相）を使って占う相術があります。また、超常的・神秘的なものを使って占う霊術を占いに含める場合があります。含めない考え方もあります。
命術、卜術、相術は世の中でみられる現象と現象を経験的に結びつけたもので、超常的・神秘的な何かを使っているわけではないため、宗教であるとは言えません。
ただし、占いの背景にある運勢、運命、宿命といった考え方を深めていった場合は常識や科学の考え方を超える部分があるため、超常的・神秘的なものを含んでいて、宗教の考え方に通じる場合が出てきます。
霊術
霊術は命術・卜術・相術と同じように占いであると考える場合と、占いとは違った物であると考える場合があります。
霊術は霊的な能力、つまり超常的・神秘的な能力を使って占う方法であるとされています。命術・卜術・相術のように世の中の現象と現象を経験的に結び付けたものではなく、超常的・神秘的な能力を駆使して直接的に性格、相性、運勢などを占うものとされています。
霊術と呼ばれる占いの例としては、霊感、霊視、霊聴、千里眼、透視、過去視・未来視、前世鑑定、来世鑑定、守護霊対話、ヒーリング、オーラリーディング、スピリチュアル鑑定、チャネリングなどと呼ばれるものがありますが、占いに含まれることがある霊術は、超常的・神秘的なものを使って占うとされることから、宗教と重なる部分があります。
当サイトは、霊術は占いとは異なる別のものという考え方をしています。そのため、占いは宗教とは違うというのが当サイトの考え方ですが、霊術が占いであるという立場に立つと、占いの一部と宗教は共通する部分がある、と考えることもできます。
【広告】占いならココナラ電話占いがおすすめ！
＜おすすめする理由＞
- 会員登録で無料クーポンが貰える！
- たくさんの占い師の中から選べる！
- 1分100円～のお値打ち価格もある！
- 占い師の評価やレビューの数が多い！
まとめ
- 占いは命術・卜術・相術については超常的・神秘的なものに関係している部分がありますが、実際の現象と現象を経験的に結び付けて、人間が分からないことを探ろうとしているに過ぎないため、宗教とは言えないと考えられます。
- 霊術については、超常的・神秘的な能力を使って占うため、宗教的なものであると考えることもできます。占いに霊術を含まない場合は占いは宗教ではないと言えますし、占いに霊術を含む場合は宗教的な部分があると言うことができます。
記事作成日：2019年5月18日